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3年振りに開催した「はまなす車いすマラソン」に全国の車いすランナーが集う

2022.8.29(月) 開催報告

 平成27年から北海道マラソンと合同開催している「はまなす車いすマラソン」は、東京五輪・パラリンピックが1年延期された影響などで、2年連続で休止しており、今年は3年振りの開催となりました。


 北海道マラソンのコースが、今年から令和3年に札幌で開催された東京五輪マラソンのコースを利用したルートに変更されており、車いすハーフマラソンのコースも、世界のトップアスリートが競ったオリンピックコースで行われました。


 当日は天候にも恵まれ、鈴木知事がスターターを務めたハーフマラソンは、7時50分に27人の車いすランナーが一斉にスタートし、男子は西田宗城選手(大阪府)が2位以下を大きく引き離し、41分23秒の好タイムで優勝しました。


 女子は東京パラリンピックにも出場した土田和歌子選手(東京都)が最後の競り合いを制し、48分46秒のタイムでトップフィニッシュしました。土田選手のタイムと2位でフィニッシュした喜納 翼選手(沖縄県)の48分48秒のタイムは、これまでの日本記録の48分56秒を更新する新記録となりました。


 車いすショートレースは、札幌駅前の新コースで行われ、秋元札幌市長の号砲で9時にスタートし、1㎞と2㎞のコースに出場した42人は、市民の声援を受けながら札幌都心部の周回コースを力走しました。


 午後から、札幌市役所1階ロビーにおいて、ハーフマラソンの表彰式が行われ、当協会の佐藤俊夫会長が主催者を代表して挨拶し、各クラスの上位者に入賞盾が贈られました。優勝した各選手のスピーチでは、今大会の運営に携わったスタッフやボランティアの皆さんに対して、感謝の言葉が述べられました。